電動アシストを搭載した「GSD」

ママチャリは乗ってみると実に便利。フロントバスケットには大量の買い物を載せられるし、子乗せタイプであれば子どもの乗せ降ろし時に自転車が倒れないよう様々な工夫が凝らされている。

ただ、名前が“ママチャリ”というだけあって、そのデザインも女性向け。男性が乗るには向いていないものも多い。


「GSD」は便利なママチャリ機能の多くを搭載しながらも男性も乗れるデザインを持つ電動アシスト自転車。自転車ブランドTern Bicyclesの開発した“パパチャリ”とも呼べる一台だ。

電動アシストを搭載した「GSD」
ママチャリの機能と男性が乗れるデザインをあわせもつ「GSD」

日本のママチャリ同様、チャイルドシートを取り付ければ子どもを載せて走れるので、学校や習い事などへの送り迎えに使用できる。キックスタンドは乗せ降ろし時に倒れにくいドイツ Hebie製を採用。最大80キロまで対応した設計で、安心して使用できるという。

電動アシストを搭載した「GSD」
チャイルドシートを取り付け可能
…画像はやりすぎ?

電動アシストを搭載した「GSD」
乗せ降ろし時も安心

フロント&リアに取り付けられるキャリアやバスケットなどのアクセサリーを豊富に用意。目的に合わせてうまく組み合わせれば、週末の食料品のまとめ買いはもちろん、ホームセンターなどで購入したDIY用品を運ぶこともできる。豊富なアクセサリーは、乗り物をカスタマイズしたいという男性の欲求を満たしてくれるだろう。

電動アシストを搭載した「GSD」
「会社帰りに水と牛乳とお米を買ってきて」にも対応可能

フレームはねじれに強い構造とされた。耐荷重は180キロで、子ども二人を乗せても、たくさんの荷物を載せても安心して走行できるそうだ。

電動アシストを搭載した「GSD」
ねじれに強いフレーム構造

子どもたちや荷物を載せても力強く走れる秘密は、Bosch製のドライブトレイン。バッテリーを2個搭載する「DualBattery」テクノロジーを採用しており、最長で250キロのアシストが可能だ。通勤で使用すれば、1週間充電なしで走れるそうだ。

電動アシストを搭載した「GSD」
坂道も楽勝!

Tern Bicyclesの日本総代理店であるアキボウに、「GSD」の日本での販売について問い合わせたところ、当面販売の予定はないとの回答を得た。

電動アシストを搭載した「GSD」
残念…。

だが、自転車で子どもの送り迎えをしたい(その後、そのままオフィスに向かいたい)、会社帰りに食料品の買い物をしたいという男性はそれなりに多いと思う。日本で発売されたら、一定の需要はあると思うのだが、どうだろう?

電動アシストを搭載した「GSD」
「ひゃっほー!」