ビットコインのイメージ

暗号通貨/仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」の分裂をめぐって、固唾を飲む状況が続いている。ビットコインの売買などを手掛ける日本の大手取引所「bitFlyer」は対策を発表している。

ビットイコンは取引量の増加にともなって、処理時間が長くかかるようになり、改良の必要を訴える声が大きくなっていた。ただその方式をめぐって意見が対立し、別々の技術を採用した複数の新通貨が誕生する可能性が高まった。


7月にいったん「BIP91(SegWit2x)」という案が支持を集めて分裂を回避したかに見えたが、なおも分裂やむなしとする意見は残り、8月1日に「Bicoin Cash(ビットコインキャッシュ)」という新通貨が生まれるとの予測が消えなかった。

7月末には日本で一部の経済誌などはあたかも8月の分裂の恐れはなくなったかのように報道したが、実際にビットコインを扱う取引所は慎重姿勢を崩していない。

bitFlyerは日本時間の8月1日10時20分~8月2日頃、ビットコインを外部に送付する機能を停止している。

8月2日21時20分にビットコインキャッシュへの分裂が起きた場合、サイバー犯罪者がしかける恐れがある攻撃、リプレイアタックにも対策をとっているとのこと。

分裂が恒久的であると判明した場合、bitFlyerを使っている人はビットコインとビットコインキャッシュ、両方の資産を持つことになるそう。分裂前にbitFlyerで管理していたビットコイン現物の数量と同量のビットコインキャッシュが受け取れる。さらにビットコインキャッシュの売買も可能になる見通し。