
スズキ独自のハイブリッドシステムが搭載された「スイフト HYBRID SG」「スイフト HYBRID SL」が7月12日に販売開始された。
スズキによる独自のハイブリッドシステム「パラレル方式ハイブリッドシステム」とは、デュアルジェットエンジンに、発電も可能な駆動用モーター(Motor Generator Unit:MGU)と、オートギヤシフト(Auto Gear Shift:AGS)を組み合わせたもの。従来のハイブリッド走行はもちろん、約60km/h以下での一定速走行時にはエンジンを自動停止させ、モーターのみのEV走行を可能にした。

このハイブリッドシステムを活かし、燃費を向上させる2つの走行モードが設定されている。加速感があり、キビキビとした走りが楽しめる「標準モード」と、EV走行の頻度を高めてエコドライブをサポートする「エコモード」で、「エコモード」では発進時、モーターによるクリープ走行が可能となった。これは停車、発進を繰り返すことの多い渋滞や駐車場などでその力を発揮するだろう。
エクステリアにはクロームメッキ加飾付フロントグリルが採用された。インテリアではブルーイルミネーションを備えたメーターやブルーの加飾を施したシフトノブが装備されている。



「スイフト HYBRID SL」では、スポーティーなシフトフィールを楽しめるパドルシフトが標準装備された。また、単眼カメラとレーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知して衝突時の被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をはじめとする安全技術や、SRSカーテンエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグが標準装備とされた。

メーカー希望小売価格は「スイフトHYBRID SG」が166万8,600円で「スイフトHYBRID SL」が194万9,400円(価格はいずれも消費税込み)。
