Twitterのロゴイメージ

九州の豪雨で大きな影響が出るなか、Twitterは電話が使えない場合の救助要請方法を案内している。

手順は次の通り。


1.具体的に状況を説明してツイート(例:場所、氏名、人数、状態、要請内容等)
2.できれば、ハッシュタグ    シャープ記号(#)つきの救助 をつける
3.位置情報をつけるとより正確な通報が可能

Twitterによると、救助が完了したら、なるべくツイートは削除して欲しいそう。また誰かの救助要請を見つけた人は、できればTwitterで被災者と連絡をとって状況を確認して欲しいとのこと。さらに、救助要請はむやみにリツイート(RT、共有)して拡散せず、代理で119番や地域の対策室などに連絡して欲しい、としている。

過去の震災などでもあったが、携帯電話の通話が安否確認などで混雑する場合も、TwitterなどSNSは利用できる可能性があり、代替手段として役に立つこともある。現地からの報道によると、すでにTwitterでの救助要請が相次いでいるそう。

まだ状況は安定しておらず、豪雨の影響の少ない地域にいる人も、具体的なやり方を把握しておくのは重要だろう。

くりかえしになるが、被災地以外にいる人は、善意から過剰に救助要請をシェアしないよう配慮も大切だ。1つの救助要請に対して複数の119番通報などが重なれば無駄が多くなる恐れもある。第三者が情報拡散などの目的で救助のハッシュタグをむやみに使うのも避けるべきだ。

7月5日以降の九州での豪雨は数十年に一度の規模として、気象庁が福岡県と大分県に特別警報を発令している。重大な危険が差し迫った異常事態であり、対象地域にいる人は、可能な限り気象庁や自治体など公的機関の情報を確認のうえ、避難など身を守る行動をとり、また自力で動けない場合は救助要請を出すことが呼びかけられている。

【追記2017/07/06 14:50】気象庁は7月6日14時10分に福岡・大分両県の特別警報を解除した。大雨警報を発令しており引き続き警戒が必要としている。