予約キャンセルデータベース

飲食店にとって厄介な突然の予約キャンセル。対策として電話番号のデータベースを作るWebサイト「予約キャンセルデータベース」が話題だ。

このデータベースは、大人数の予約をしたあと連絡なしにキャンセルした人の電話番号を登録し、飲食店のリスクを軽減するのが目的で、無料で利用できるとしている。


なお電話番号は暗号鍵とともに不可逆暗号化(ハッシュ化)して保存している、ともしている。

予約キャンセルデータベース側の説明によると、現在は個人で運営していて、主に知り合いの飲食店とのあいだで利用するための仕組みだそう。

データベースを立ち上げた理由は、懇意の飲食店が忘年会で大人数の予約を受けたあと、連絡なしのキャンセルに遭ったためだとか。経営者は幹事に何度か連絡をとろうとしたが応答がなく、事前に料理の準備をしていたほか、忘年会時期にほかの予約を断っていたことから影響が大きかったとのこと。

同様の問題が続くと懇意の飲食店がなくなる恐れがあると考え、対策になるような仕組みを作ったという。

今後データベースをどのように発展させていく考えかを尋ねたところ「特に展望などはない」との回答だった。もともと内輪で使うためのものであり、いずれは利用されなくなることが理想だとしている。