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LINEスタンプには色んな作家の描いた「肯定ペンギン」が

何でも肯定してくれる「肯定ペンギン」が話題だ。最近はTwitterなどに投稿されたイラストが注目を浴びている。

肯定(こうてい)ペンギン。それは南極大陸に住む最大のペンギン「皇帝(こうてい)ペンギン」にひっかけただじゃれ。語呂のよさから繰り返し使われてきた。

ペンギンのイメージ
ペンギンはかわいいもんな

最近は肯定ペンギンのヒナが、日常のこまごましたことを「えらいね」とほめてくれるかわいらしいイラストが好評だ。仕事や生活に疲れた人が、ちょっとやさしい気分になれるような雰囲気で、LINEスタンプやカレンダーなどのグッズにもなっている。

新たな肯定ペンギンブームをきっかけに、過去にさまざまな作家が同じような主題で描いた「肯定ペンギン」が掘り起こされている。

LINEスタンプだけでもこれまで別々の人が作った複数の「肯定ペンギン」が存在する。ほかにサンケイリビング新聞社で連載しているWeb漫画「肯定ペンギン」を挙げる人もいれば、昔人気だったメモ帳「肯定ペンギンのそうだんしつ」を思い出すという人もいる。

しかし、ある年代より上の層にとっては漫画家・相原コージ氏の人気作品「かってにシロクマ」のキャラクターが頭に浮かんでくるのではないだろうか。

かってにシロクマといえば、1980年代に「漫画アクション」に連載したギャグ漫画として知る人ぞ知る。主人公のシロクマはホッキョクグマではなく、アルビノ(白化個体)のヒグマという人を食った内容だった。

ギャグ漫画ではあるが、動物の生態や正式名称などにやけに詳しいなど読者へのくすぐりが多く、独特な作風が注目を浴びた。OVA(オリジナルビデオアニメ)やゲームにもなった。

かってにシロクマに登場する「肯定ペンギン」は、物語の中にあらわれて「そのとーりっ」と、とりあえずなんでも肯定するキャラクター。都合がいいというか、調子がいいというか、とにかく読者に奇妙に強い印象を残した。その影響はのちのちまで及び、以前はインターネット上でも実在のコウテイペンギンに「そのとーりっ」という文字をコラージュした画像がよく出回ったほどだ。

かくして昭和の昔から、連綿とさまざまな作家の手でキャラクター化していた肯定ペンギン。やはり、いつの時代も人は自己肯定感を求めているということなのだろうか。