
キーホルダーになる小さなコンピューター「IchigoDake(いちごだけ)」が再登場した。子供(こども)のプログラミング学習用だそう。

子供向けプログラミング教室を運営するプログラミングクラブネットワーク(PCN)という組織が手掛けたもの。リコーダーのように小学生ひとりひとりが持てる製品としている。



名前から分かる通り、子供用PC「IchigoJam(いちごじゃむ)」の中核部分を切り出した構成で、別売りの専用ドッキングステーション「IchigoIgai(いちごいがい)」に差し込んで利用する。



また筆箱に入れたりランドセルに提げたりして持ち歩けて、学校での勉強の続きを家に帰ってからも再開できる。何度も抜き差ししても壊れにくい作りになっている。
ドックの方はコンポジット出力、PS/2キーボード入力、microUSB電源入力が備わっている。将来はVGAやHDMI、USBキーボードに対応した版も発売予定。ロボットのドックも開発中、IchigoDakeを差し込むだけで動き出すといったことも可能になるそう。
IchigoDakeはBASIC版とJavaScript版の2種類があり、キーボード入力によるプログラミングができる。プログラミング学習向けに特化した「カトラリーカード」も利用できる。物理的なカードを使ってプログラムを作成するほか、「CutleryApps」を使ってマウスやタッチ操作でカードを並べてプログラムを作成、実行することが可能。
4月1日に6台限定で発売したが、再販希望の声が多かったため定番製品として取り扱いを始めたそう。販売価格はIchigoDake、IchigoIgai組み立てキットがそれぞれ980円(税別)。
プログラミングを学ぶため高価なノートPCやタブレットを購入する必要がない、としているが、あくまで家の中にキーボードやディスプレイが余っていることが前提。やはりギーク(技術好き)向けの製品と言えそうだ。