4,000円台で楽しめるARデバイス…ダンボールでできた「Aryzon」
子犬、かわいい!

「Aryzon」は、ダンボールで作った拡張現実(Augmented Reality:AR)デバイス。既存のデバイスよりも安価にARを楽しめる。

4,000円台で楽しめるARデバイス…ダンボールでできた「Aryzon」
ダンボールで作ったARデバイス「Aryzon」

「Aryzon」では、スマートフォンのパワーを活用して、利用者にAR体験を提供する。スマートフォンカメラが捉えた現実に、仮想的な画像を重ね合わせることで、現実の世界に様々なものを出現させることができる。

4,000円台で楽しめるARデバイス…ダンボールでできた「Aryzon」
現実の机の上に、仮想的に象を出現させられる

使用するにはダンボール製の「Aryzon」を組み立て、続いてスマートフォンに専用アプリをインストールして「Aryzon」に設置する。アプリは、3D CADモデルをスマートフォン画面内に表示する役目を果たす。

4,000円台で楽しめるARデバイス…ダンボールでできた「Aryzon」
本体はネコも大好きなダンボール製

使用者は「Aryzon」上部のガラス部分から“現実”を覗く。そのガラス部分には、ミラーで反射したスマートフォン画面からの映像も投影されて“現実”を“拡張”。現実の世界にホログラフィックな映像が浮かぶという仕組みだ。

4,000円台で楽しめるARデバイス…ダンボールでできた「Aryzon」
「Aryzon」の仕組み



同様の製品としては、MicrosoftのHoloLensがある。とはいえ価格は30万円以上。未だその技術が発展途上にあるARを試してみるには、ちょっと厳しい価格だ。だが「Aryzon」であれば4,000円程度で試すことができる。実用性はさておき、ARの様々な可能性にトライしてみたい人にはぴったりだろう。

開発チームはクラウドファンディングサイトkickstarterで「Aryzon」出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では29ユーロの出資と6ユーロの配送料で「Aryzon」を1個入手できる。

4,000円台で楽しめるARデバイス…ダンボールでできた「Aryzon」

さて、開発チームは「ダンボール製の仮想現実(VirtualReality:VR)デバイスはあるのに、ダンボール製のARデバイスがないのはなぜか、不思議に思い」Aryzonを開発したとしている。だがよく考えてみると、それほど不思議でもない。VRでは別の世界に使用者が没入する必要があり、それにはゴーグルタイプのヘッドセットはぴったりなのだ。

だがARでは、その世界に没入する必要はない。これは、ARゲーム「ポケモンGo」を思い浮かべてみればわかりやすいかもしれない。

となると「Aryzon」のメリットは、AR体験中に両手がフリーになることくらいだろうか?実際に試してみたら他のメリットが見つかるのだろうか?それを確認する目的で購入してみるには、「Aryzon」は手ごろなのかもしれない。何もないことがわかったとしても、その価格は4,000円程度なのだから。

4,000円台で楽しめるARデバイス…ダンボールでできた「Aryzon」
「見える!見えるわ!!お皿の上に、あれがいるわ!!!」