
米国のドナルド・トランプ大統領が発した謎の言葉「covfefe(コヴフェフェ)」が話題になっている。すでにTシャツのデザインとなり、「covfefe.com」なるURLも登場した。
トランプ氏は5月「Despite the constant negative press covfefe(報道機関による絶えまないコヴフェフェにもかかわらず)」とTwitterに投稿。何のことか理解できなかった人々のあいだで「コヴフェフェって何だ?」と騒ぎになった。
恐らくはcoverage(取材・報道)の単なる打ち間違い、というのが冷静な人の指摘だ。トランプ大統領はあらかじめ用意した文章を転載するのではなく、自らiPhoneを操作して入力しているといううわさで、手元の狂いも起きる。
だが著名人のしくじりほど面白い冗談の種はない。コヴフェフェはちょっとした流行語になり、報道によると世界各国で商標として出願が相次いでいるとかで、事業化を考えるむきもあるようす。
トランプ大統領本人はというと、くだんの投稿を間違いとしていったん削除したが、あとから「Who can figure out the true meaning of "covfefe" ??? Enjoy!(誰がコヴフェフェの真の意味を考え出せるかな?楽しんで!)」と述べ、あまり気にしていないようだ。
Who can figure out the true meaning of "covfefe" ??? Enjoy!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年5月31日
かくしてインターネット上ではいたずらが加速。covfefe.comというURLを開くと、コヴフェフェをデザインに取り入れたオリジナルTシャツを販売するショッピングサイトへ転送を受ける。手提げバッグやマグカップもあるようだ。



トランプ大統領のおとくいの台詞「MAKE AMERICA GREAT AGAIN(米国をふたたび偉大に)」もTシャツになっており、いったい誰に向けているのか、なかなか判断するのが難しいラインアップなのだ。