スズキ、スポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom」
スズキ「V-Strom」全面改良
(画像はVストローム650 ABS)

スズキはスポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom(ブイストローム)」シリーズを全面改良。650ccモデルを5月30日から、1,000ccモデルを6月26日から販売開始する。1988年発売の「DR-BIG」のDNAを継承したスタイリングが特徴。

650ccモデルの新型「V-Strom 650 ABS」ではトラクションコントロールを新採用。ワイヤースポークホイール仕様車の新型「V-Strom 650XT ABS」には、ナックルカバーとアンダーカウルも標準装備された。


スズキ、スポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom」シリーズを全面改良
ワイヤースポークホイール仕様車の新型「V-Strom 650XT ABS」

エンジンには低回転域での鼓動感や、中回転域の力強い立ち上がりから高回転域までのスムーズな出力特性を特長とするV型2気筒を搭載。出力(51kW/8,800rpm)、トルク(61Nm/6,500rpm)を向上し、優れた燃費性能(35.5km/L)を実現しながら、平成28年国内新排出ガス規制に対応している。

1,000ccモデルの新型「V-Strom 1000 ABS」は、制動時の姿勢を安定させる「モーショントラック・ブレーキシステム」を新採用。ナックルカバーとアンダーカウルを標準装備した。また、新たにワイヤースポークホイール仕様車の「V-Strom 1000XT ABS」を追加設定した。

スズキ、スポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom」シリーズを全面改良
1,000ccモデルの新型「V-Strom 1000 ABS」

エンジンには低中速域での力強さと扱い易さを特長とするV型2気筒を搭載。出力(73kW/8,000rpm)、トルク(100Nm/4,000rpm)の特性を維持し、優れた燃費性能(32.1km/L)を実現しながら、平成28年国内新排出ガス規制に対応した。

シリーズ共通装備としては、広い前方視界を確保する快適な乗車姿勢と、高さを3段階に調整できる大型可変ウインドスクリーンが採用されている。ウインドスクリーンは、従来モデルよりも高くなっており、1,000ccモデルでは角度調整も可能で、快適性の向上が図られた。

スズキ、スポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom」シリーズを全面改良
ウインドスクリーンは、従来モデルよりも高く設定された

快適な座り心地と足つき性を実現する、スリムな形状のシートと燃料タンクを装備。燃料タンクは、より長い航続距離を実現する大容量20Lを確保している。

車体色は、黄「チャンピオンイエローNo.2」、白「パールグレッシャーホワイト」、黒「グラススパークルブラック」の3色展開。メーカー希望小売価格は「V-Strom 650 ABS」が90万7,200円で、「V-Strom 650XT ABS」が95万400円。「V-Strom 1000 ABS」が140万4,000円で、「V-Strom 1000XT ABS」が144万7,200円。

スズキ、スポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom」シリーズを全面改良