
米国などで一定の支持を獲得した「Surface(サーフェス)」ブランドのタブレットPC。開発元のMicrosoft(MS)はこのほど新モデルを発表し、ライバルであるApple(アップル)の製品iPadやMacbookと比較しながら優秀さを宣伝している。
MSが公式ブログに載せた新型Surface Proの紹介記事では、「Macbook」という単語が3回、「iPad」という単語が4回登場する。
いわく、新型Surface Proはバッテリーで13時間半稼働し、これはiPad Proより35%長い。
また新型Surface ProはiPad Proの1.7倍の計算能力を持っている。
さらに新型Surface Proの12.3型「PixelSense」ディスプレイは、267ppi(2,736×1,824ドット)と3:2のアスペクト比を備え、12型MacBookよりもピクセル数が50%以上多いとか。

キーボード兼カバーについても、新型Signature Pro Type Coversで入力すると、MacBookやiPad Proよりも簡単に、より快適に、より正確に、より鮮明に、簡単に作業を行える、という。

20世紀からAppleとときには協力し、ときには火花を散らしてきたMSだが、従来のノートPCを置き換える新市場でも激しく競うつもりらしい。21世紀になっても変わらない闘争心、ライバル心には感心するとともに、どこかなつかしいというか、安心するような気持ちにもさせられる。
新型Surface ProのOSはWindows 10 Pro。CPUは第7世代のInte Core m3/i5/i7から選べる。メモリー容量は4GB,/8GB/16GBのいずれか、ストレージはSSDで128GB/256GB/512GB/1TBとなっている。
カメラは本体背面に800万画素、前面に500万画素のものを1基ずつ備え、顔認証機能「Windows Hello」が利用できる。デュアルマイクや1.6Wのステレオスピーカーも備える。
インターフェイスはUSB 3.0、microSDXCメモリーカードスロット、Surface Connect、3.5mmヘッドホンジャック、Mini DisplayPort、Cover port。筆圧感知対応のペン入力やダイヤル型リモコン「Surface Dial」なども利用できる。

本体の重さは搭載CPUによって異なり、Intel Core m3が768g、i5が770g、i7が784g。米国での直販価格は799.99ドルからとなっている。