壁ドンしているコショウ入れ
美しくユーモラス。若干の「白ハゲ」感もTwitterで人気の理由か(出典:陶博館)

台湾では日本の少女漫画が大人気。その最も熱い場面の1つ「壁ドン」も伝わっており、現地の前衛陶芸作品が取り入れていたりもする。Twitterなどで話題になっている。

壁ドン。あえて説明するまでもないが、少女漫画などにおいて、好きあっている二人の一方が一方を壁ぎわに追いつめ、「ドン」と音がするほど強く壁に手をついて気持ちをはっきりさせようとせまる、特に物語の緊張が高まる場面だ。かつて若い女性が空想の中で好きな男性からされたい仕草の上位に輝いたこともある。

台湾でも壁ドン(bi dong、ドンは口偏に冬の旁)として広まっている。最近では日本から訪れた人が、壁ドンを陶器で再現した作品を発見、購入し、見事な造形をTwitterに投稿して関心を集めている。

ちなみに購入元はおそらく、台湾の首都、台北市とほぼ一体になっている新北市にある鶯歌陶瓷博物館(陶博館)だ。直販サイトでも取り扱っており、説明を読むと、少女漫画、アニメ、アイドルドラマなどで若者に人気の壁ドンを、胡椒入れとして再現したという。完全に壁ドンが定着しているのを感じる。価格は980台湾ドル(約3,600円相当)。

陶博館の外観写真
鶯歌にある博物館だ(出典:陶博館)

ちなみに壁ドン胡椒入れは観光客だけでなく、地元台湾の人にも注目を浴びたらしく、2016年には現地の新聞が何紙か大喜びといった雰囲気で取り上げている。

アップルデイリーの報道
2016年の現地紙の報道。地元台湾でもウケたもよう(出典:Apple Daily)

なお陶博館のある鶯歌(インゲ)地区は陶器の町。そこらじゅうに茶器や食器、花器の店が並んでいて、美しいものやかわいいもの、風変わりなものが売っていると評判。訪れることがあれば、何か面白い土産がないかと探してみるのもよいかもしれない。