
メールアプリケーション「Gmail」に面白い機能が加わった。届いたメールに合わせて自動で適切な返信を作成する「Smart Reply(スマートリプライ)」だ。
人工知能(AI)向け技術である機械学習を応用しており、GmailのiPhone、Androidスマートフォン版どちらでも使える。またLINEに似たGoogleのチャットアプリ「Allo(アロ)」でも利用できる。
メールが届いて、返信画面を開くと、Gmailがよさそうな文面の候補を3つ作成して表示してくれる。いずれか1つを選んで、追記したり手直ししたり、あるいは何もせずそのまま送ってしまったりもできる。もちろん候補を無視して自分で考えた返信をすることも可能だ。

(2)追記や手直し
(3)送信すれば完了
この機能では、普段のメールの内容から、言葉づかいの「くせ」を再現する。例えば、もし「thanks(ありがとう。)」より「thanks!(ありがとう!)」という書き方をすることが多いのであれば、候補にあらわれる文面も、そのようなくせを反映したものになる。
英語でメールをやりとりしている人は、すでに世界中で使えるようになっている。また今後数週間以内にスペイン語のメールでも利用可能になり、さらに多くの言語に広がっていく見通しだ。日本語はかなり独特な表現も多いため、簡単ではないだろうが、是非対応してほしい。