
「HoverBike」は、ホバーボード向けのアクセサリ。米国フロリダ州マイアミに本拠を置くHoverBikeが開発しました。

ホバーボードは、セグウェイ同様に体重移動でコントロールする小型モビリティ。セグウェイよりもサイズが小さいので持ち歩きしやすい一方、乗りこなすまでには時間がかかるなどのデメリットもあります。中には常に立っていなければならないのが嫌という人も。

楽しい乗り物ですが

「HoverBike」は、ホバーボードにうまく乗れない、あるいは立っているのが面倒という人向けに開発されたアドオン。装着すると、安定して走行可能な四輪の乗り物になります。

開発元は、以前「HoverSheat」で話題になった企業。こちらはビーチチェアやクーラーボックスなど、椅子として使えるものを装着できるアドオンで、便利ではあるのですが、ぴったりなチェアを探すのが面倒という声もあったのだそうです。

使用するにはビーチチェアなどが必要となります

「HoverBike」はこれらの声に応えてデザインされた新製品。ビーチチェアなどを用意しなくても、届いたその日にすぐ楽しめます。また、短めのホイールベースにより、乗って楽しいものに仕上がっているのだとか。

もう、ビーチチェアを探してうろうろしなくても大丈夫?
「HoverBike」はどのようなケースで便利なのでしょうか?米国のスーパーなどでは、スーパーの出入り口からは遠く離れた場所に駐車しなければならないこともしばしば。そんなときに「HoverBike」を使用すれば、スーパーの出入り口から自分のクルマの場所まで、楽に移動できると開発元は主張しています。


ホバーボードなど、欧米で人気の“ラストマイル”向けのビークルは、それ本体はもちろん、周辺のアクセサリーを含む“エコシステム”が構築されつつあります。日本から見ると、ちょっと不思議。まぁ、公共の交通機関が発達している日本では、それほど必要ないのですが。

開発元のHoverBikeは現在、「HoverBike」の市販化に向けてクラウドファンディング氏あとKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、129ドルの出資で「HoverBike」を1台入手可能です(ホバーボード本体は付属しません)。出荷は2017年6月に予定されています。
どちらの製品も、日本の公道で走行することはできず、利用は私有地内に限定されます。それでも、「HoverBike」が活用できるシーンはありそう。少なくとも、ホバーボードにうまく乗れなくて、困っていた人には、ちょっとうれしい製品ではないでしょうか?