
コトブキシーティングが開発した空調つきのイス「MyAir」シリーズが、Twitter上でちょっとした話題になっている。背もたれからすずしい風が吹きだす機能がある。
MyAirシリーズは2013年に登場した製品。工学院大学建築学部との共同開発によって生まれ、大学の講義室などに導入事例がある。
人が多く集まる室内でも、床を通して座席ごとに安定して気流を送れる。大学に導入した講義イスでは、個々人が暑さ快適に感じるよう環境を調整することが可能。暑いときはイスの背を後ろにかたむけ、寒いときは前にかたむけて制御する。

夏場などはイス内部のある経路を冷たい空気が通ることで背板自体を冷やし、人体のうち放熱の多い背中を効率よく涼しくできる。ただし冷たい空気が直接首などに当たらないよう、通り道はV字型に設計してある。
すでに東京都の工学院大学八王子キャンパス、愛知県の豊橋技術科学大学、それに熊本県の嘉島町民会館、岐阜県の揖斐川町地域交流センターなどがMyAirシリーズを採用しているとか。