アイアンマンみたいなスーツ
(出典:Gravity Industriesの公式YouTube)

最近ほうぼうで話題になっているのが人気アメリカンコミック「IRON MAN(アイアンマン)」のように空を飛べるスーツだ。元英海兵隊のRichard M. Browning(リチャード M.ブラウニング)氏が設立したGravity Industriesが開発中だ。

スーツの名前は「Daedalus(ダイダロス)」。ギリシャ神話に登場する伝説の工匠で、クレタ島のミノス王のために迷宮ラビリントスを作り、そこに閉じ込められ、人間が空を飛ぶ翼を作り出して、息子のイカルスとともに脱出した。

イカルスは有名な物語のとおり墜落したが、ダイダロスは無事生き延びている。彼が作った翼の正体についてはある種のグライダーであるとか、純然たる空想の産物であるとか諸説あるが、少なくとも21世紀のダイダロスは本当に人間を空に飛ばそうとしている。


2016年から開発しているそうで、専用設計した外骨格の腰と腕部分に小型ジェットエンジン6基を組み込んだ構造。ほとんどの場所で飛ぶことができ、理論上は高度数千フィートを時速数百マイルで移動できる性能にもできるというが、ほとんどの人間は着用して地表ぎりぎりの高さ数メートル移動するのが精一杯らしい。

ダイダロスの写真
(出典:Gravity Industriesの公式Twitter)

地上を飛ぶのが精いっぱいのようす
(出典:Gravity Industriesの公式Twitter)

ダイダロスは強力な噴射をするため安定させるのがとても難しい。一体ブラウニング氏はどうやって制御しているかと言えば、本人の「筋肉」である。なんとも元海兵隊らしい発想というべきか。

ダイダロスの訓練
(Gravity Industriesの公式Twitter)

アイアンマンの映画でもRobert Downey, Jr.(ロバート・ダウニーJr)氏演じるアイアンマンことトニー・スターク氏は、天才発明家という設定ながら逞しい体躯を披露していたが、むべなるかなというという気持ちになってくる。

ダイダロスはドリンクメーカーのRedbull(レッドブル)などが気に行って公式サイトで取り上げたほか、最近は科学技術などの講演イベント「TED」にも登場し、盛んに報道があってすっかりインターネット上の人気を集めている。今後の進展に期待したいところだ。