フロッピーせんべい
フロッピーせんべい(出典:TOKYO FLIP-FLOP)

とあるフロッピーディスク好きが作った「フロッピーせんべい」が話題だ。最近技術関連イベントで販売し、Twitterで注目を浴びたものだ。

フロッピーディスクといえば、かつてPCで作った文書や写真を保存し、持ち運ぶのに使っていた記録媒体で、いわばUSBメモリーやSDメモリーカードの走りのようなもの。データ容量は大きくても1.44MBで、今から考えると驚くほどわずかだが、当時は結構便利だった。


ある年代以上の人にとっては見かけるだけで思い出が蘇る品。使う機会はすっかり減ったが、不思議とPCやiPhone、Androidスマートフォン向けアプリケーションで「データを保存する」機能のボタンがフロッピーディスクのかたちをしている場合があり、とても身近な道具だったよすがを感じさせる。

さて、今回なつかしいフロッピーディスクをかたどってせんべいを作ったのは、TOKYO FLIP-FLOP。以前からさまざまに風変わりなグッズを手掛けてはサブカルチャー系の雑誌やニュースサイトに載っているので、知る人ぞ知る名前かもしれない。

写真を見ると、四角いせんべいに読み込み部分やメモの書き込み欄などを上手に再現してあって、なるほどというできばえだ。4月9日に東京・秋葉原で開催した技術系同人誌の即売会「技術書典2」で400枚出したが、完売とのこと。




TOKYO FLIP-FLOPはほかにもアクリル製のフロッピーディスクの小物を作っていたり、色々なサイズの珍しいフロッピーディスクを収集していたり、とにかくフロッピーディスクが好きなことは伝わってくる。




次回の販売は未定だが、よくイベントには出展するとのことで、フロッピーせんべいの復活にも期待したいところ。あるいはもっとマニアックなグッズが登場しても面白いかもしれないが。