ズノさんの番組イメージ
(出典:NHK)

NHKは人工知能(AI)技術を使ったスポーツ解説システム「ZUNO(ズノさん)」を起用する。実際にプロ野球の大谷翔平選手の配球予想などを試み、3月27日夕方からBS-1の番組としても放送する。

広告大手の電通社内で先進技術を使ったさまざまな企画を行う「Dentsu Lab Tokyo」が開発を担当した。

AI関連の研究として注目の的になっているディープラーニング(深層学習)の手法を応用。スポーツデータ配信を手掛けるデータスタジアムから、2004年以降の試合における300万球超の打席の情報を受け取って分析している。

結果として、膨大な過去の実績から、未来の配球、勝敗、順位などを予測したり、人間の解説者では見つけられない選手の傾向や試合状況に応じた投球の解析を行えるようになったそう。

2018年度には正式にNHK BSの野球関連番組で解説者として登場できる見通しとか。さらに野球以外のスポーツにも活躍の場を広げる考え。

NHKの公式サイトでは、すでにズノさんによる試合予測の一部を掲載している。開幕戦、北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズ戦の1回表、西武の攻撃。日本ハムの先発投手を有原航平、西武の先頭打者を金子侑司と仮定して、初球はどこに狙うか当てようという趣向だ。

NHKによる投球予測
(出典:NHK)

ちなみに開幕戦後には投球結果についてやはり公式サイト上で答え合わせするという。大胆不敵な試みだ。