36インチの自転車「DirtySixer」

「DirtySixer」は、身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車。米国カリフォルニア州サンタクルーズに本拠を置くDirtySixer Bikesが開発した。

36インチの自転車「DirtySixer」
身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車「DirtySixer」

同社の代表であるDavid Folchさんは、身長198センチ。一般的な700Cの自転車に乗るのはかなり困難だという。背の高い人は、シートポストやステムを長いものと交換して乗ることが多いが、これは自転車の重量バランスを台無しにしてしまう。David Folchさんにとってはクランクも短すぎたため、足首を痛めてしまったそうだ。

「DirtySixer」は、身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車
シートポストやステムを長いものと交換すると、
自転車の重量バランスが崩れてしまう

「DirtySixer」は、そのように背の高い人向けに一からデザインされた自転車。単に36インチのタイヤを履いただけではなく、フレーム設計から見直された。クランク長も見直されており、従来の自転車では窮屈な体制を強いられていた人が、むしろ背の高さを活かし、気持ちよくペダリングを楽しめるようになっているそうだ。

「DirtySixer」は、身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車
我慢するのではなく
身長を活かしたペダリングを楽しめる設計

36インチタイヤを装着することには、複数のメリットがあるそうだ。一度速度があがってしまえば、回転が落ちにくいので長距離走行に向いているという。また、比較的アップライトに座るポジションと相まって、視点が高くなるため、わずかではあるが通常の自転車よりも広い視界が得られる。

「DirtySixer」は、身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車
一度車速があがってしまえば、回転が落ちにくい

「DirtySixer」は、身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車
通常の自転車よりも広い視界を得られる

1メートル95センチ~2メートル5センチの人にフィットするSサイズから、2メートル15センチ~2メートル25センチの人にフィットするLサイズまで3サイズを用意。また、MTBとロードバイクの2つのタイプが用意されている。

「DirtySixer」は、身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車
MTBタイプ(画像左)と、ロードタイプ(画像右)

DirtySixer Bikesは現在、「DirtySixer」の世界的なプロモーションを兼ねて、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、6,199ドルの出資でロードバイクタイプを、6,299ドルの出資でMTBタイプを入手可能だ。出荷は2017年8月に予定されている。

「DirtySixer」は、身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車
かつてユタジャズでプレイしていたMark Eaton氏も
「DirtySixer」に乗った一人

日本への出荷可否についてDirtySixer Bikesに尋ねたところ、自転車店限定で配送するとのことだった。配送手数料は応相談となるが、一台650ドル+関税程度となる見込み。

「DirtySixer」は、身長2メートル25センチまでに対応する36インチの自転車

筆者の妻は身長148センチ。いつも「自分にあうクツがない」「乗れる自転車がない」と困っている。だがその反対に身長が高すぎて、自分にあうクツがなかったり、自転車がなかったりして困っている人は、当然いるだろう。DirtySixer Bikesがターゲットとする人たちはそのような人だ。数は少ないかもしれないが、その人たちにとってはとても助かるサービスとなるだろう。

36インチの自転車「DirtySixer」
一般的な身長の人には、乗りにくいサイズ