JAFの災害特設サイト

クルマを運転中に地震が発生したら、津波が押し寄せてきたら、どうすべきか。日本自動車連盟(JAF)がさまざまな災害への対処方法をまとめた特設サイトを立ち上げた。

JAFは以前から「豪雪で身動きが取れなくなった際の車内の一酸化炭素中毒の危険」や「水没時何を使えば窓を割って脱出できるのか」など災害を想定した実験や調査、コラムを公開してきた。特設サイトはそれらをまとめたもの。


特に地震については興味深い。屋内にいたり、徒歩で移動中だったりする場合は「机の下に隠れる」「頑丈な建物や公園など広い場所に逃げる」「火を消す」などの対策方法が普及しているが、運転中にとるべき行動となるとそうはいかないかもしれない。

「道路の左側に自動車を寄せて停止」「緊急車両などの通行を妨げないようキーは付けたまま徒歩で避難する」といった行動が必要だが、クルマで避難する人が多いと渋滞が発生し「避難できない」「緊急車両が通行できない」という悪循環に陥る恐れがある。

いったい何が適切なのか、JAFはひとつの指針を示している。「あわててスピードを落とさない」「ハザードランプを点灯させて周囲のクルマに注意を促す」など、混乱を避ける配慮が第一のようだ。

なおクルマの運転中だけでなく、避難時の車中泊の注意点などについても記述し、参考になる外部のWebサイトを紹介するなどしている。