自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」

2月24日から始まる「プレミアムフライデー」。自社に導入されてしまったら、長い長い金曜の夜をどう過ごしてよいのかわからず、時間を持て余してしまうのでは?と、いまからどきどきしている人も多いのではないでしょうか?

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」
こんにちは、クラゲです

筆者は以前、金曜日は社員全員が4時に帰宅するという会社に勤務していたことがあります。ある意味、毎週がプレミアムフライデー。これ、家族のいる人たちには好評だったのですが、独り身には思いのほか厳しく、長い長い夜を部屋のCDや本を並べなおしたり、映画館に出かけて朝まで映画を3~4本ハシゴしてみたりしながら過ごし、仕事の始まる月曜日の朝を待っていたものです。


「このままでは、映画評論家になってしまう」

そんなことを呟くまで病んでしまった筆者は、ペットを飼うことを決心。これで「休みは何をしたらよい?」地獄から抜け出し、むしろ金曜日に早く帰れることが楽しみになったのでした。

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」
最近、水族館では人気なんです

筆者同様、プレミアムフライデーの長い夜をどう過ごしたらよいかわからない人にぴったりかもしれないのが、「JellyTank」。自宅でクラゲを飼えるセットです。

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」
自宅でクラゲを飼えるセット「JellyTank」

クラゲの飼育は意外と難しく、ちょっと気を抜くと、水槽のろ過装置に詰まってしまいがち。そうなると救出はほぼ不可能で、一夜にしてクラゲ全滅、なんていう悲しい事態が簡単に発生します。このため専用水槽では、クラゲがろ過機の吸水口に吸い込まれないよう、様々な機能が搭載されています。

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」
クラゲ飼育に向けた様々な工夫が凝らされています

「JellyTank」は、そんなクラゲ専用水槽のひとつ。同様の製品はすでにたくさん販売されていますが、「JellyTank」はそれらに比べ、価格が安いのが特徴です。

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」

使い方は簡単。約19リットルの水を内部に注ぎ、付属の塩を溶かします。バイオボールとフィルターパッドを装着してポンプを作動させれば、水槽内でクラゲを飼育できるようになります。

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」

水槽のセットアップ自体は簡単ですが、クラゲは飼い始めるとそれなりに手間がかかります。エサを毎日あげなければなりませんし、食べ残しなどは毎日掃除しなければなりません。週に1度は全体の20%の水を交換する必要があります。このようにクラゲの飼育は意外と大変(?)なので、プレミアムフライデーで時間を持て余している人にはぴったり…のはずです。

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」
もちろん、クラゲをぼーっと眺めている…という楽しみもあります

開発したのは米国フロリダ州に本拠を置くJellyTank。同社は近く、同社のオンラインショップで「JellyTank」を199ドルで販売開始予定としています。また、発売に先駆けて、kickstarterでのキャンペーンも実施中。こちらでは175ドルの出資+85ドルの送料で「JellyTank」を提供しています。出荷は2017年5月の予定。なお、クラゲは日本に発送できないので、日本のペットショップなどで購入する必要があります。

199ドルは本当に安い。以前筆者が購入したものは5万円程度でしたし、高いものでは20万円を超えるものもあります。はじめてクラゲを飼うという人には、「JellyTank」はお手頃価格ではないかと思います。

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」
参考画像:高価なクラゲ用水槽「Darwin Tank」
価格は1,740ユーロ(約21万円)

クラゲはしつけがいらないし、匂いなどへの対処も不要。昼の間部屋に誰もいなくても、寂しがったりしません。ひとり暮らしには、悪くないペットです。

自宅用ミニクラゲ水族館「JellyTank」
水族館に行かなくても、部屋でクラゲが見られる
悪くないですよ