スマートフォン用スタビライザー「Fancy」

スマートフォンで写真を毎日のように撮るという人は数多くいますが、動画となると毎日撮るという人はそれほど多くないようです。でも、そんな人でも旅行となると話は別。写真ではなく、動画で撮影したいシーンに出会うこと、ありますよね。

筆者は以前、山口県柳井市の「柳井金魚ちょうちん祭り」を見に行き、巨大な「金魚ねぶた」が会場を荒々しく練り歩く様子に度肝を抜かれたことがあります。この金魚ねぶた、カワイイ…というより、面白い顔をしていながら、ぐるぐる回転するのですよ。この荒々しさは写真ではなく、動画でなければ伝わらないと、そのときつくづく思いました。


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これが「金魚ねぶた」
荒々しさ、伝わります?
(画像は、柳井市のWebサイトから)

そんな荒々しい金魚ねぶたをスマートフォンで撮影するのにぴったりかもしれないのが「Fancy」。手ぶれをおさえてくれる、スタビライザーです。

美しいデザインのスマートフォン用スタビライザー「Fancy」
スマートフォン用スタビライザー「Fancy」
手軽に手ぶれをおさえてくれます

スマートフォン用のスタビライザーはすでに数多く販売されていますが、どれも機能優先で、ルックスはちょっとゴツめ。最近は携帯性の高いものもでてきていますが、デザインはまだいまひとつです。iPhoneがなぜ人気があるかというと、デザインが優れているからだってことを忘れているものがほとんどのようです。

「Fancy」はそのあたりをしっかり押さえたスタビライザー。iPhoneにぴったりのサイズ感とカラーリングを有しています。

美しいデザインのスマートフォン用スタビライザー「Fancy」
iPhoneと一緒に持ち歩いても
違和感のないサイズ感とカラーリング

開発したのは、GoProや一眼レフ、スマートフォン用のスタビライザーを開発するWewow Gimbal。同社の公開している動画を見る限り、「Fancy」の効果はiPhoneを手持ちで撮影したよりはましで、でも既存のスタビライザーほどではない、といったところでしょうか。実際の効果は製品を手にしてみないとわかりませんが、性能よりも持ち運びやすさやデザインの良さを優先したもののように見えます。



どんな優れた製品でも、いざというときに身の回りになければ意味がない。「Fancy」は、そんなコンセプトで開発されたもののようです。

美しいデザインのスマートフォン用スタビライザー「Fancy」
いつもバッグやポケットに入れて

Wewow Gimbalは現在、「Fancy」の世界的なプロモーションを兼ねてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、89ドルの出資でSuper Early Bird版を入手できます。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は128ドルになる予定。出荷は、2017年4月に予定されています。

美しいデザインのスマートフォン用スタビライザー「Fancy」
「Fancy」のパッケージ

出荷予定が4月ということは、多少遅れたとしても、今年の「柳井金魚ちょうちん祭り」には間に合うでしょう。このお祭りは例年、7月下旬から8月の中旬にかけての土曜日に開催されるからです。回るだけではなく、電飾が光るねぶた。そして夜空を彩る約15分の花火。このお祭りには、動画で撮影したいものが、たくさんありますよ。

美しいデザインのスマートフォン用スタビライザー「Fancy」
なぜか、モバイルバッテリー機能付きです