ショウウィンドウがスクリーンに
透明な状態からスクリーンの状態へと切り替え

店舗の窓ガラスなどをデジタルサイネージ(電子看板)に切り替えられる技術を、パナソニックが実用化した。3月22日に製品として発売する。

2枚のガラスの間に高コントラスト調光フィルムを封入し、電圧をかけると透明、電圧を止めるとスクリーンに変化するようにした。


ショウウィンドウの仕組み
2枚のガラスのあいだに特別なフィルムを封入する

スクリーンの状態では、後方からプロジェクターで映像を投影することが可能。

マネキンに最新のファッションを着せて展示しておいて、随所で関連する映像で表示したり、バーゲン時にはセール情報を表示するといった使い方が可能だ。

スクリーンは、複数枚をつないで大画面にすることも可能。さまざまな迫力ある映像を表示できるようになっている。

パナソニックの技術は、透明な状態では奥にあるものが鮮明に見え、またスクリーンになった状態では映像がくっきり浮かぶのが特徴。

商業施設や小売店、ホテルや空港、博物館や美術館など幅広い場所で採用を見込む。