炎上なうのスクリーンショット
Twitterの炎上を題材にした「炎上なう」

Twitterそっくりの架空のSNS(交流アプリ)で、フォロワー(交流相手)の「炎上」を食い止めるゲーム「炎上なう」が話題だ。うかつな発言が多くの人に広まって猛烈な非難を浴びる惨事は、誰もが見たことがある、あるいは身につまされる内容だからだろうか。

Twitterといえば、簡単に情報発信ができる一方、発言の内容が多数の人の気分を害すると激しい指弾を受ける、いわゆる炎上もしばしば発生し、問題になっている。


ゲームは炎上をあえて題材にした皮肉な内容だ。東京と沖縄に拠点を持つSEECという企業が開発している。iPhoneやAndroidスマートフォンにアプリをダウンロードし、あたかも本物のTwitterのように遊べる。

ゲームの中ではSNSで拡散しそうな話題を探している後輩、毎日自分の写真(セルフィー)を投稿している女性、恋人のことばかりつぶやく同級生などがフォロワーとして存在し、それぞれが炎上しないよう3択からリプライ(返信)を選んで助言できるようになっている。

一方、わざと炎上させるよう仕向けられる。ただしリプライ次第では相手の機嫌を損ないブロック(交流の拒絶)を受ける場合もある。自分の分身である主人公の名前を変更し、より臨場感を持たせることも可能だという。

ゲームは最近、本物のTwitter上でも注目の的になっており、「炎上を止めるのが難しい」とか「炎上対策の学習教材か」など、さまざまな感想が出ている。