
(出典:op/@6f70氏)
かつて一世を風靡したゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」。復刻版が11月に発売したのは記憶に新しいが、今や予想もつかない楽しみ方が広がっている。ゲームの代わりに自前のLinuxを起動させた人まで登場した。
ファミコンの復刻版「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」。通称ファミコンミニが発売となったのは11月10日。それからほどなく、13日にはTwitter上でop氏という人物が驚くべき投稿をした。
ファミコンミニで自前ビルドのLinux動いた (My Linux kernel on NES Classic) pic.twitter.com/00EZZgMx7A
— op@3日目東R-12b (@6f70) 2016年11月13日
ファミコンミニをまるでPCのように扱い、自前のLinuxカーネルを動かすことに成功したのだ。発売から数日のできごととあって、Twitter上では技術好きがおおいに沸いた。
op氏はその後、詳しい手順をブログ上で公開。それによるとファミコンミニはもともとLinuxで動いている以上、適切に初期化すれば別のLinuxを入れて動かすことは可能という。
ファミコンミニで自前のLinuxカーネルを動かす手順 https://t.co/4uNVDv5rv7 記事書いた。
— op@3日目東R-12b (@6f70) 2016年11月14日
ただしop氏は、こうした実験をすると製品保証が無効になったり故障に繋がったりする可能性があると警告しており、内容を理解できる人が自己責任で行って欲しいとしている。
また年末に東京ビッグサイトで開催する日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット91」に参加し、同人誌「urandom vol.3」を頒布予定。
C91で頒布するurandom vol.3に、ファミコンミニで自前ビルドのLinuxを起動する記事を書きました。障壁を乗り越え起動に至るまでの過程を、U-bootとLinuxのソースコードを示しつつ解説しています。3日目東R-12b https://t.co/diUB7atOj7 pic.twitter.com/G3W9HrKWYB
— op@3日目東R-12b (@6f70) 2016年12月12日
誌面でファミコンミニで自前のLinuxを起動するまでの過程を解説するという。参加日は12月31日(3日目)で、スペース番号は「東R-12b」としている。