スーパーコンピューター「京」
京、Graph500を4連覇

スーパーコンピューターの世界ランキング「Graph500」で、日本の理化学研究所(理研)が運用する「京」がまたトップに輝いた。これで4回連続で首位を維持している。

Graph500では、「ビッグデータ」と呼ぶ大量の情報を処理するのに重要な「グラフ解析」の性能を競うもので、年2回発表がある。2015年11月以降、4回連続で京が1位となっており、通算5回目だ。

京は、スーパーコンピューターの実用性を競う世界ランキング「HPCG」でも2016年11月に初めて首位を獲得している。HPCGは産業利用などでの性能を示す指標である共役勾配法の処理速度を競う。

単純な計算能力を競う「TOP500」では7位と言う成績だが、多分野で上位を確保したことは、京の汎用性や完成度の高さを証明するもの。

だがライバルである中国の新鋭スーパーコンピューター「神威太湖之光」などとは今後も厳しい競争が続くと見られる。神威太湖之光はTOP500で1位、HPCGで4位、そしてGraph500では2位という成績だ。

なお今回のGraph500で、京や神威太湖之光は発表数値に前回から目立った変化がないまま、それぞれの地位を保った。だが、いずれ既存のスーパーコンピューターがさらに性能を引き上げたり、新鋭が登場したりすればまた順位は大きく変わる。2017年はどのような展開を見せるのか興味深いところ。