拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」は、人気キャラクター「ラプラス」を東北地方沿岸部に数多く登場させるイベントを一時停止したあと、再開せず終了した。11月22日に発生した地震と、津波警報を受けた措置。
ポケモンGOは、東日本大震災からの復興支援の意味で、岩手、宮城、福島3県の沿岸部を対象に、普段は見つけにくいラプラスと遭遇しやすくなるイベントを企画。多くの人が観光や地元の人と交流する機会になるよう期待し、11月23日までの期間限定で実施していた。
東北地方沿岸部の現時点の状況に鑑み、明日11/23までの予定だったラプラスの出現については、本日をもって終了とさせていただきます。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。今後も引き続き東北復興のお手伝いを続けてまいります。
— Pokemon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2016年11月22日
しかし11月22日5時59分ごろ震度5弱の地震が発生。気象庁によると震源地は福島県沖、いわきの東北東70km付近で、震源の深さは約30km、地震の規模を示すマグニチュードは7.4と推定している。
気象庁は関東から東北の太平洋側の広い地域に津波警報を発令したあと、順次津波注意報に切り替え、22日12時50分にすべて解除した。
ただ現地の報道などによると、住民の一時避難などで交通が混雑するなどさまざまな影響が出ている。
こうしたなか、ポケモンGOでは「現時点の状況に鑑み、明日11/23までの予定だったラプラスの出現については、本日をもって終了する」とTwitterなどで告知した。残念ではあるが、また別の機会を待ちたい。