タンク(?)を取り外せる電動バイク、Noordungの「Angel Edition」

「Angel Edition」は、タンクを模したデザインのバッテリーを持つ電動バイク。スロベニアの首都リュブリャナに本拠を置くNoordungが開発した。

タンク(?)を取り外せる電動バイク、Noordungの「Angel Edition」

通勤向けにデザインされた電動バイク。「Angel Edition」に乗って街を走ることで、通勤が単なる家とオフィスの間の往復から、楽しい小旅行に変わる。そんな電動バイクを目指して開発されたという。


タンク(?)を取り外せる電動バイク、Noordungの「Angel Edition」

最大の特徴は、取り外し可能なバッテリー。無骨な外観のバッテリーは、美しい自転車/バイクのデザインを台無しにしてしまうことがある。だが「Angel Edition」のバイクのタンクを模したデザインは、バイク全体のルックスのアクセントとなっており、レトロバイク風の外観を生み出す鍵ともなっている。

タンク(?)を取り外せる電動バイク、Noordungの「Angel Edition」

取り外したバッテリーは、バッグのように肩からかけて持ち運びが可能。自分の部屋やオフィスでの充電を容易にしている。

タンク(?)を取り外せる電動バイク、Noordungの「Angel Edition」

バッテリーには2つのUSBコネクタを装備。スマートフォンなどへの充電が可能になっている。また、ステレオスピーカーも装備しており、スマートフォンなどとBluetoothで接続して、音楽を聴くことが可能だ。

満充電で30キロ走行できる。これは欧州でここ最近発売された電動バイクと比較するとちょっと短めと言わざるを得ない。だが、平均的な通勤であれば、これで十分ということらしい。

タンク(?)を取り外せる電動バイク、Noordungの「Angel Edition」

もっとも、バッテリー切れを起こしても大丈夫だ。「Angel Edition」のフレームはカーボンファイバー製。本体の重量は15.6キロ、バッテリー重量は2.7キロに抑えられている。バッテリーを取り付けた状態での重さは18.3キロと、日本のいわゆる“ママチャリ”と同じくらいの重さ。ペダルを漕いで走行すればよい。

タンク(?)を取り外せる電動バイク、Noordungの「Angel Edition」

NoordungのWebサイトから発注できる。価格は8,000ユーロ。15台の限定生産で、発注から車体の完成までには4か月程度かかる見込み。

タンク(?)を取り外せる電動バイク、Noordungの「Angel Edition」