
周囲360度を1枚のパノラマとして撮影できる全天球カメラ「THETA(シータ)」。高い人気を誇るシリーズに、低価格な新モデルが登場した。
ちまたでは専用ゴーグルをかぶって仮想現実(VR)に没入し、自由に視点を変えて360度の風景を眺め渡して楽しむ、新しい映像視聴のあり方が普及しつつある。

そうしたVRの手軽な撮影機材としても全天球カメラは注目を浴びており、各社が製品を投入しているが、やはりリコーのTHETAは先駆けとして名高い。

新モデル「THETA SC」は上位機種「THETA S」と同等の1/2.3型1,200万画素CMOS撮像素子などを採用しつつ、直販価格は3万2,800円(税込、以下同じ)と1万円ほど安く設定している。ブルー、ベージュ、ピンク、ホワイトの4種類。

写真はもちろん、フルHD(1,920×1,080ピクセル)、30fpsの360度動画を最大5分間記録できる。

撮影したパノラマは、スマートフォンやタブレットで再生できるほか、市販のVR用ゴーグルを使って没入できる。専用Webサイト「theta360.com」に投稿して誰かとシェアしてもよいし、FacebookやYouTubeに直接動画を投稿することも可能。
別売アクセサリーとしてIPX7相当の防水性能を備えたハードケースが3,510円で発売予定。

なお、ケースを装着しても水中では利用できない。