
子どもは肩車されるのが大好き。でも肩車されてしまった場合、歩くスピードや向かう方向などは、すべてお父さんまかせとなりがち。自立心が目覚め始めた子どもの中には、これを屈辱的と捉えるものもいるかもしれない。
「Piggyback Driver」は、お父さんをコントロール可能にするヘルメット。子どもの自主性の発達を促してくれる。

ヘルメットに装着されたのは、ステアリング、LEDライト、ブーストボタン、そしてクラクションだ。ステアリングを右に切ると、お父さんも右に曲がる。左に切れば、お父さんも左に歩くという仕組みだ。右折中、左折中は、LEDライトがウィンカーとして機能。後続のクルマや、別の肩車に注意を促す。



(注:ステアリングの利きには、個人差があります)
ターボボタンは、ステアリングの中央部に装備。これを押すと、お父さんが加速する。ターボ走行中はLEDライトが激しく点滅。周囲の人に、ターボ肩車が爆走していることを知らせる。


(注:加速には、個人差が相当あると考えられます)
クラクションは前方の人や自転車、クルマなどに注意を促すために使用。加速のついたお父さんは急には止まれないので、子どもたちには早めの操作が求められる。


(注:お父さん自身にも、個人差があると思います)
開発したのはデザイナー&エンジニア集団PARTY New York。同チームは「Piggyback Driver」の大量生産を請け負うパートナーを探している。パートナー希望の企業は、PARTY New YorkのWebサイトを通じて連絡を取って欲しいとのことだ。

なお、「Piggyback Driver」のステアリングを切るとなぜお父さんが曲がるのか、ターボボタンを押すとなぜお父さんが加速するのかについて、そのメカニズムは公開されていない。…が、おそらくは、われわれが想像している通りだと考えられる。
