任天堂が、往年の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」を手のひらサイズで復活させるとの発表が関心を集めるなか、なつかしい「ファミコン内蔵テレビ」もあらためて注目を浴びている。
普段からTwitterで活発な発言をしているシャープが、ファミコン関連の話題として持ち出した。
手のひらサイズのファミコンが発売されるのだから、手のひらサイズのファミコン内蔵テレビもワンチャンありそう pic.twitter.com/1mNJnciac2
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2016年9月30日
「手のひらサイズのファミコンが発売されるのだから、手のひらサイズのファミコン内蔵テレビもワンチャンありそう」というのだ。
シャープは過去に任天堂と協力し、1983年にファミコンを内蔵したテレビ「C1」、1990年にはファミコンの後継機スーパーファミコンを内蔵した「SF1」をそれぞれ開発している。
C1は、鮮明な映像でファミコンが遊べるとして近年も好事家のあいだで人気があり、2013年にインターネットオークションへ出品があった際は、発売当時の価格を大きく上回る15万円超での落札になったと、ゲーム専門メディアのインサイドも伝えている。
だからといって、今から手のひらサイズのファミコン内蔵テレビを新たに出す、というのはさすがに難しいかもしれない。シャープも、どちらかといえば昔を振り返る気持ちで言及したのだろう。
テレビ小さすぎてワンチャンないし、それもうゲームボーイやとのこと https://t.co/7fIw2XzEZJ
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2016年9月30日
もっともTwitterではファンが盛り上がった。画面つきでテレビがなくても遊べた往年の携帯ゲーム機「ゲームボーイ」を連想した、という感想もあれば、いっそ本当にゲームを収録した「AQUOS(アクオス)」ブランドの新製品を作ってしまえばいい、という意見もある。
20世紀に少年時代を過ごした人にとって、大いに懐旧を誘う話題であったようだ。