こち亀の作者コメント
作者・秋本治氏によるコメントがネットに全文公開中だ

人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」連載終了の話題にインターネット上でも大きな反響があるなか、集英社のWebサイトは作者の秋本治氏による長文のコメントを公開した。

こち亀は、東京の下町にある派出所を舞台に、破天荒な警察官、両津勘吉とその周辺の個性的な人物が巻き起こす喜劇。時事や世情から、科学技術や工作の話題、いわゆる「オタク」趣味までも網羅し、近年はITなどもしばしば取り上げている。


昭和51年(1976年)に集英社の少年漫画誌「週刊少年ジャンプ」に登場し、40年にわたって1度も休まず続き、単行本は200巻を数える。いよいよ9月17日発売号で連載終了になるとして、テレビや新聞も取り上げるほど注目の的となっている。

集英社のWebサイトは「こち亀週刊連載終了によせて」という作者のコメントが公開中。内容は漫画ファンにとっても、それ以外の人にとっても興味深いが、やや目を引くのが「週刊連載終了」という文言で、完全な終了とはわずかだか意味合いが異なる、ようにも思える。

またコメントの末尾では「いつまでもずっと描きたい気持ちはもちろんあるし」とか「『こち亀』のネタはまだまだ沢山あります」とか「機会があれば時々遊びにいくぐらいはいいかなと思ってます」といった表現も見える。

週刊少年ジャンプでの連載は終了するかもしれないが、ひょっとすると、また別の形で再び登場する可能性も、あるのではないだろうか。