ZMPの「かるがも」型台車ロボット
人間についてくる

「かるがも」のように人のうしろについていく台車ロボット「CarriRo(キャリロ)」の出荷が始まった。ロボットメーカー、ZMPの製品だ。

キャリロのデザインイメージ
見た目は台車

少子・高齢化は、物流業界にも影響しており、慢性的な人手不足が課題となっている。対策として開発したのがこのロボット。


ビーコンを利用した「カルガモモード」という機能が特徴。人間や親機となるロボットのあとを、子機のロボット2台が追いかけて移動するため、通常の3倍の荷物を運べる。


また「ドライブモード」に切り替えれば、ハンドルにあるジョイスティックを操作するだけでロボットが前後左右に走行しほとんど力を使わず荷物を運べる。

倉庫や物流センター内での業務の効率化や、工場内の搬送に利用でき、ベルトコンベアーやAGV(無人搬送車)の代替としても使える。運搬作業を女性や高齢者でも行えるため、不足している働き手を補う役にも立つという。

価格は3年リースで月額3万5,000円(税別)。販売受付開始以来、注文は順調とのこと。