GIFアニメのコンテスト
GIFアニメのコンテストが始まる

「GIFアニメ」のコンテスト「the GIFs 2016」が始まる。GIFアニメ共有サイト「GIFMAGAZINE」を運営するcreative boxとアドビ システムズが共同開催する。

GIFアニメは、数枚の写真やイラストを組み合わせて「パラパラ漫画」のように動きのある映像を繰り返し表示する。昔から「GIF」というデータ形式で作成、投稿する人が多かったため名前がついた。


よりなめらかな動画が再生できる「Flashアニメ」などの台頭もあり、一時存在感が薄れたが、Flashに対応しないiPhoneの普及から、再びGIFアニメが脚光を浴びるようになった。光回線に比べ通信速度が遅くなりがちな携帯電話回線でも再生しやすいのも魅力だ。

ひとたび復権したGIFアニメは、短い映像を繰り返し再生して飽きさせない面白さや楽しさ、美しさを表現する手法が、クリエイターを刺激して作品を生んでいる。

the GIFsはそうしたクリエイターを応援する祭典。前年度は352作品の投稿があったそう。

今回の応募期間は8月22日~11月6日。11月7日~30日にかけて審査し、12月11日に表彰する予定。

最優秀賞は賞金25万円で1作品、優秀賞は賞金3万円で6作品を選ぶ。ほかにアート部門賞、インタラクティブ部門賞、シネマグラフ部門賞、ドット絵部門賞、審査員賞、U-22部門賞、Adobe賞、GIFMAGAZINE賞、ローソン賞、川崎フロンターレ賞を含め全15賞を決める。

応募用件はGIFアニメであり、かつ他者の著作権を侵害しておらず、データ量が20MB以内で、投稿した人の独自作品であること。応募作品数に制限はない。

アドビはFlashアニメに関連したアプリケーションの開発元ではあるが、GIFアニメにも注目し、the GIFsの開催に加わっている。コンテスト期間中はアドビ製品を使ったGIFアニメ制作のワークショップも実施予定。