
日本マクドナルドは、拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」とのコラボレーション詳細を発表した。全国約2,900店舗のうち400店舗が「ジム」に、残る2,500店舗は「ポケストップ」になる。
ポケモンGOは、iPhoneやAndroidスマートフォンを手に街を歩きまわり、カメラごしに風景をのぞいて架空のキャラクター「ポケモン」を捕まえるゲーム。捕まえたポケモン同士を勝負させて陣取り合戦をする要素もある。
街中で目立つ建物などは、「ジム」と「ポケストップ」という特別な場所として扱い、訪れると便利な道具が手に入ったり、面白い遊びができたりする。
約400店舗のジム

ジムは特に重要な場所だ。ポケモンGOを遊ぶ人は、ポケモンを集めるだけでなく、3つのチームに分かれ、ポケモンを戦わせながら陣取り合戦をする。その陣地がジム。
どれか1つのチームに参加すると、任意のジムに所属できるようになる。同じチームの仲間と協力しながら、ジムを守ったり、ほかのチームのジムを攻略したりする。
マクドナルドの店舗の中でも少数がこのジムになっている。どこがそうなのかは直接ゲームで確認して欲しいが、東京の麻布十番店などが例として挙がっている。
約2,500店舗のポケストップ

ポケストップは、近づいてタップするとポケモンを捕まえるための「モンスターボール」や、一定距離を移動するとポケモンがかえる「タマゴ」を入手できる。
本来は公共のアート作品、歴史的なスポット、博物館や遺跡など人々が関心を持つような場所があるが、マクドナルドの約2,500店舗も対象となっている。
こちらも直接ゲームで確認して欲しいが、例としては東京の三田駅前店などが挙がっている。必ずしも、店の大きさや設備などでジムかポケストップかを決めている訳ではないもよう。
迷惑な遊び方はやめて
マクドナルドも、ポケモンGOを開発するナイアンテックも、遊び方に気を付けてほしいと繰り返し呼びかけている。「歩きスマホ」はもちろん、店内の客に迷惑がかからないように配慮してほしいそう。
従来のARゲーム「Ingress(イングレス)」などと比べても、幅広い層になじみやすい雰囲気のあるポケモンGO。マクドナルドの各店舗はにぎわいを見込める一方、食事をしたいだけの客にとって、騒がしくなりすぎないような対処も必要になりそうだ。