
日本マクドナルドは拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」とのコラボレーションを近々実施する予定だと正式発表した。
ポケモンGOは、iPhoneやAndroidスマートフォンを手に街を歩きまわり、カメラごしに風景をのぞいて架空のキャラクター「ポケモン」を捕まえるゲーム。捕まえたポケモン同士を勝負させて陣取り合戦をする要素もある。日本での開始はまだだが海外ではすでに過熱気味の人気だ。
国内でのマクドナルドとの連携は以前からうわさになっており、全国の約3,000店舗が陣取りの対象である「ジム」になると観測が出ていた。
ただ、うわさ先行でここまで盛り上がったのは、マクドナルドにとっていささか大変だったかもしれない。
7月中旬にITニュースサイト「TechCrunch」がコラボレーションについて派手に報じて話題に火を点けるや、あっという間にインターネット上に騒ぎが広がり、匿名掲示板「2ちゃんねる」ではマクドナルドの内部メールを思わせる文書まで公開。するとTechCrunchは今度は「内部メールの流出が原因でポケモンGOの公開が遅れた」などと伝え始めるなどし、情報は錯綜、混乱をきわめた。
なお、マクドナルドは7月20日時点で、まだコラボレーションの詳細を明らかにしていない。ただポケモンGOの開始時に不便がないよう、ゲーム開発元が準備しており、環境が整い次第詳細を明らかにするとしている。
ちなみに新聞などのさまざまな報道はマクドナルドが発表したものではないとも、あらためて断っている。