日本での開始が待たれる拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」を、1年間無料かつ通信量の上限なしで遊べるという携帯電話プランが登場した。ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の「DTI SIM ノーカウント」。
DTIは、NTTドコモから回線を借りて格安携帯電話プランを運営する、いわゆるMVNOの1社。
今回の新プランは、スマートフォンからポケモンGOのアプリケーションを利用した場合のみ、そのデータ通信量を、毎月の上限に含めず、追加料金もかからないという内容。ただしそれ以外は普通のプランなので、月々の基本料などはかかる。
ポケモンGOの日本公開後に正式に始めるというが、すでに事前予約を受け付けている。
通信速度は上り最大50Mbps、下り最大225Mbps。ポケモンGO以外のアプリなどを使う場合の通信量上限は毎月5GBとなっており、LINEやInstagram(インスタグラム)なども利用できそうだ。料金は初期費用が3,000円(税別、以下同じ)、月額1,220円から。
特定のアプリなどを優遇した料金プランは、海外では「ゼロ・レーティング」として流行しつつあり、DTIもならったかたちだ。
一方、ゼロ・レーティングはほかのアプリに対し不公平で好ましくないとする「ネットワーク中立性」の視点も頭をよぎるところだが、ともかく、ポケモンGOには日本の通信会社も注目していることはうかがい知れる取り組みだ。