JAFによる交通マナー調査結果
交通マナーについて地元の評価(出典:JAF)

47の都道府県のうち、地元のドライバーが交通マナー(クルマの運転マナー)を守れていないという評価が最も多いのは香川県で、次点は徳島県。こんな意識調査を日本自動車連盟(JAF)がまとめた。

調査は6月15日~30日の16日間、JAFのWebサイト上で実施し、6万4,677件の有効回答を集めた。


各都道府県の住民に、地元の交通マナー順守について尋ねたところ「とても悪い」「悪い」と回答した割合は、香川で80%に達し、徳島では73.5%。逆にそう考える人が最も少ないのは島根で、16.8%にとどまる。

実際はどうか、より具体的な違反についての質問も見てみよう。例えば「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しないクルマが多い」かという項目だ。

歩行者優先についての質問
各都道府県とも歩行者優先のマナー違反が多いとの認識(出典:JAF)

香川では92.2%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と答え、徳島は87.2%だった。一方で島根でも82.6%が同様に答えている。なお全国平均は86.2%。

また「運転中に携帯電話(スマートフォンを含む)を使っているドライバーが多い」かどうかを聞くと、「とてもそう思う」「ややそう思う」は香川で89.7%、徳島で86.6%。一方、島根では75.5%。全国平均は85.4%だった。

スマートフォンに関する質問
各都道府県とも運転しながらスマホも多いようすだ(出典:JAF)

確かに、地元の交通マナー順守状況が「悪い」という評価が多い県では、実際の違反も多いもよう。ただ一方で悪いとの評価が少ない県でも、実際の違反がそこまで少ない訳ではない。JAFは引き続きドライバーのマナー向上を呼びかけたいとしている。