仮想現実(VR)技術を応用し、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」に憑依(ひょうい)したかのように遠隔操作するシステム「VRcon for Pepper」、対応アプリケーション「テレプレゼンス for Pepper」を、ソフトバンクグループのアスラテックが開発した。

これらのシステムやアプリを使って、インターネットに接続したPepperを、離れた場所にあるVR対応ヘッドマウントディスプレイ(HMD)から操作する。



人の動きに合わせてPepperを動かせるだけでなく、Pepperのカメラがとらえた光景を目で見、マイクがとらえた音声を耳で聞き、さらに自分の声をPepperを通じて誰かに伝えることが可能。その際はPepper特有の音声に変換できる。

PepperとHMDの接続には、リアルタイムな双方向通信を実現するWebRTC技術が使う。

なおPepperの自然な動きなどに、アスラテックのロボット向けOS「V-Sido(ブシドー)」のノウハウを生かしている。