スマートフォンを使う人が契約しているデータ通信プランは、NTTドコモなどのキャリアの場合「月5GB」、格安携帯とも呼ばれるMVNOの場合は「月3GB」が最多。こんな調査結果をMMD研究所がまとめた。

この調査はキャリアと契約する551人、格安携帯を契約する546人を対象にインターネット上で実施した。



キャリアと契約している人は「5GB」が17.8%で最多となったが、次いで「7GB」も16.7%と多く、通信量を多めに確保している人が目立つ。一方で「2GB」も13.2%を占め、3位だ。

格安携帯を契約している人は「3GB」が31.9%で突出して多い。次いで「2GB」が11.2%。より少なめの通信量を選ぶ人が目立つ。

ちなみに契約している通信プランがわからないと回答した人もおり、格安携帯では5.9%、キャリアでは20.1%だった。

続いて月々、実際に使っているデータ通信量を聞くと、キャリアでは「2GB」が15.1%、格安携帯では「1GB未満」が19.2%でそれぞれ最多となった。


月にどれくらいの通信量を使っているか「分からない」という人はキャリアでは18.7%で、格安携帯では8.4%。裏を返せば8~9割が自分の通信量をいちいち把握している。

スマートフォンのデータ通信量を節約するよう意識しているか聞くと、キャリアでは「かなり意識している」が20.3%、「やや意識している」が33.0%。格安携帯は「かなり意識している」が28.9%、「やや意識している」が36.3%。

格安携帯を使う人の方が節約志向がより強いとはいえ、どちらも過半数はデータ通信量を抑えようとしている。


料金を考えれば仕方ないとはいえ、いささか窮屈なスマートフォンの利用状況がうかがえる結果となった。