インターネットの規制が厳しい国でも、TwitterやLINEなどが使えるという装置が話題だ。親機を日本に置いて、子機を海外に持ち出し、この2つを暗号化通信させることで規制を回避するそう。

「どこでも日本 ホットラインサービス」という製品名。プラネックスコミュニケーションズが4月7日に発売する。


中国をはじめさまざまな国では政府のネット規制によって、日本で当たり前のように使えるアプリケーションが使えない。規制を回避するためには「VPN」という方法を使うのが一般的だが、設定や契約作業が面倒だ。

プラネックスの製品は、日本で使っているルーターに親機をLANケーブルで接続するだけで準備が完了する。あとは渡航先ホテルなどの有線LANケーブルに子機を接続し、スマートフォンなどでSSIDとパスワードを入力するだけで、日本にいるように、Twitter、Facebook、Gmail、LINEなどが使える。

独自の方法で自動接続するため手動の設定は不要。子機と親機が1対1で暗号化通信し、日本にある親機を経由して各種のアプリを使えるそう。

希望小売価格は2年間の接続サービス料金込みで1万9,800円(税別、以下同じ)。3年目から接続サービス料金として3,600円がかかる。

子機のサイズは約30×45×55mm、重さは約55g。コンセント直挿し型なので別途USB給電器は不要。

子機はコンセント直挿し型
子機はコンセント直挿し型

親機と接続せず一般的なWi-Fiルーターとしても利用できるという。