PS VRの価格や発売時期が決まった
PS VRの価格や発売時期が決まった

かぶると仮想現実(VR)に没入できるヘッドマウントディスプレイ(HMD)「PlayStation VR」の価格と発売時期が決まり、話題を呼んでいる。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の製品で、4万4,980円(税別)。10月から買える見込み。

仮想現実に没入できるヘッドマウントディスプレイだ
仮想現実に没入できるヘッドマウントディスプレイだ

PS VRは装着すると、左右の目にそれぞれにRGB×960×1,080ドットの映像を表示する。据え置きゲーム機「PlayStation 4」(PS4)と一緒に使う。VR対応ゲームだけでなく、既存のPS4用ゲームも遊べる。その際はおおよそ横幅5mのスクリーンが2.5m先にあるような感覚で画面を視聴できるそう。また「シェアプレイ」や「Live from PlayStation」といったソーシャル機能も利用できる。全天球カメラなどで撮影した360度全方向を見渡せる写真や動画も楽しめるそう。


既存のPS4用ゲームも含めさまざまなタイトルが楽しめる
既存のPS4用ゲームも含めさまざまなタイトルが楽しめる

米国ドルでの価格は399ドル。ちなみに先行している同種製品「Oculas Rift(オキュラス・リフト)」は599ドルなので、それと比べれば約3分の2となる。

こちらはオキュラス・リフト
こちらはオキュラス・リフト

PS VRは発売と同時に多くのVR対応ゲームが遊べる見込み。SCEをはじめ大手から独立系まで、230社以上から作品が出るそう。

3月時点では160本以上のゲームが開発中で、2016年末までに50本以上が発売予定。例を挙げると「Eagle Flight」(ユービーアイソフト)、「EVE: Valkyrie」(CCP Games)、「Headmaster」(Frame Interactive)、「Rez Infinite」(Enhance Games)、「Wayward Sky」(Uber Entertainment)、「RIGS: Machine Combat League」「つみきBLOQ VR」「Until Dawn: Rush of Blood」「PlayStation VR WORLDS」(SCE)など。

またPS VRだけで遊べるゲームも登場する。「Star Wars バトルフロント」(エレクトロニック・アーツ)などだ。さらにPS VRを買ってすぐ、ゲーム配信サービス「PlayStation Store」から、専用ゲーム「THE PLAYROOM VR」を無料でダウンロード可能になる見込み。