
Twitterで、短くて面白い動画を検索できるようになった。見つけた動画はツイート(投稿)やDM(特定の人にだけ見えるメッセージ)でほかの人とシェアすることが可能。「GIF」ボタンをタップすると使える。
Twitterを使っている人は、以前から「GIF」という短い動画を投稿して楽しんでいる。その数は2015年だけでも合計1億本以上にもなる。内容は神業のようなダンクシュートを見せてくれたり、ちょっと流行にもなったダンスを披露したりと色々。
今回その「GIF」を、簡単に検索できるようになった。GIFボタンをタップし、ずらりと並んだ動画から好きなものを選んでツイート、DMできる。キーワードで検索してもよい。
ツイートやダイレクトメッセージにGIF画像をつけやすくする、GIF検索をご用意しました。今日から順次提供が始まります。https://t.co/SvRaFDcBR2 pic.twitter.com/jvnnt8W14b
— TwitterJP (@TwitterJP) 2016, 2月 17
今後iPhone、Androidスマートフォン、それにPCからWebブラウザでTwitterを見ている人も順次使えるようになる。まだ画面にGIFボタンがあらわれないようであれば、少し辛抱強く待つとよいだろう。
■なんで「GIF」なんだろう
ところで、Twitterがどうしてこうした短い動画を「GIF」と呼んでいるかというと、もちろん短い動画に向いたデータ形式としてGIF(Graphics Interchange Format)があるためだ。長い動画から面白い部分を切り取ってGIF形式にする遊びが得意な人を「GIF職人」と呼ぶほど、インターネット文化に根付いた言葉だ。
でもTwitterで「GIF」として流れてくる動画は、たいていは別のデータ形式「MP4」を採用している。GIF職人が作品を投稿したとしてもMP4形式に変わる。
それでもTwitterがGIFという言葉を好んで使うのは、ネット文化を愛するが故だろうか。
ただTwitterは最近、使う人があまり増えないことが悩みの種になっているそうだから、もう少しネット文化に詳しくない層にも分かりやすい表現があってもよいかもしれない。