携帯電話会社の新しい学割が発表になった。KDDI(au)は本人が毎月5GB、ソフトバンクは家族も含め毎月3GBのデータ通信量をもらえる。ただし、どちらも、もらった通信量を家族と分け合うのは難しい。

こうした学割は競合他社の内容をみて拡充したり変更したりするので、まだ断定はできないものの、携帯電話に詳しいブログやニュースサイトなどの下馬評としては、auの方がソフトバンクよりも豪華だ、という声が多い。


詳細はソフトバンク、auそれぞれの公式サイトで確認いただきたいが、例えばニュースサイト「BUZZAP!」は、auの学割を中学1年生から25歳まで使うと合計「780GB」のデータ通信量がもらえるとし、さらにパケット定額サービスの料金割引も含め、現時点でソフトバンクに対し優位と示唆している。

ソフトバンクは、25歳以下の本人だけでなく家族も加入でき、それぞれ3年間、毎月3GBのデータ通信量をもらえるが、auに匹敵するには、7人家族でも難しい。

もちろん、10年以上もずっと同じ携帯電話会社の同じプランを使うかどうかは分からないが、auの方がよさそうには思える。

とはいえ、どちらを選んでも、もらった通信量は家族とは分け合うのは難しいことは覚えておこう。

ソフトバンクの学割は「家族データシェア」に必要な子回線が対象外。原則として家族がそれぞれパケット定額サービスに加入する前提となっている。

auは本来、家族がそれぞれパケット定額サービスに加入していても、「データギフト」であまった通信量をやりとりできる仕組みになっているが、学割でもらえる分については対象外だそう。

今更の感もあるが、データシェアとは何だったのかという気持ちにもなる。データシェアを推進していたNTTドコモの学割がどうなるかに注目したいところだ。