メルセデス・ベンツ、やはりオタクなのでは?―貞本義行デザイン、Perfumeモデルのキャラを宣伝に起用
一部年齢層のオタクを狙い撃ちしすぎなのでは?

Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)には熱心なアニメ好き、オタク文化好きがいるのではないかという疑いがまたも持ち上がっている。小型車「Aクラス」の宣伝のため、Perfumeをモデルに貞本義行氏がデザインしたアニメキャラクターを起用しているのだ。

メルセデス・ベンツといえば、世界に名だたるドイツ車ブランドではあるが、日本での宣伝にはたびたびオタク文化を採り入れてきた。2012年にもAクラスの宣伝のために貞本氏がキャラクターデザインを手掛けた短編アニメを公開しているし、2014年にもSUV「GLA」の宣伝には「スーパーマリオ」とコラボレーションを行ったCMを公開している。

より若い世代をつかむための戦略という一面はもちろんあるだろうが、若干趣味が入っているのでないかという印象も否めない。東京モーターショーに登場したコンセプトカー「Vision Tokyo」もオタク文化への傾倒を隠さないデザインで、日本法人だけでなくドイツ本体にも理解のある人物がいるのではないかと思ってしまうほどだ。

東京モーターショーで披露したVision Tokyoにもだいぶ特殊な東京観が反映されていた気がしました
東京モーターショーで披露したVision Tokyoにもだいぶ特殊な東京観が反映されていた気がしました

今回の新型Aクラスの宣伝には、テクノポップユニット「Perfume」をモデルに、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズを手掛ける貞本氏が作り出したキャラクターを起用。書き下ろし新曲「Next Stage with YOU」に合わせて3Dアニメで歌い踊る内容となっている。

振り付けは従来もPerfumeのダンスを担当してきたELEVEN PLAYの演出振付師MIKIKO氏が担当している。非常に強いこだわりを感じる。

AクラスにはWebサイトから申し込めるカスタマイズモデル「A 180 Customized Version」があるが、その限定アクセサリーとしてPerfumeの世界観を表現した「A-Class × Perfume デザインアートステッカー」を全国限定30枚で販売するそう。ボディに貼ることで、自分だけの「Perfume Edition」が完成するという。