Twitter や Facebook で一度は見たことがあるかもしれない。わらでできた巨大ゴリラや、学校の黒板を埋めつくすように色とりどりのチョークで描いた美麗な富士山など、変わったアートの数々。それらの仕掛け人は実は武蔵野美術大学、通称「ムサビ」だ。

「わらの巨大ゴリラ」を作っちゃう美大って?--ムサビが一足早いオープンキャンパス
ウホ、いいアート。ムサビがかかわった作品

朝、学校の黒板にこんな絵があったらびっくり。同じくムサビがかかわった作品
朝、学校の黒板にこんな絵があったらびっくり。同じくムサビがかかわった作品

武蔵野美術大学と聞くと、どんな印象を抱くだろうか。絵画をつきつめようとする人が目指すところとか、あるいは人気漫画「ハチミツとクローバー」の舞台とか、いずれにせよ一般の大学のそれとは少し違っているだろう。実際、ムサビの学生がすることはとても変わっている。

例えば全国各地の小中学校・高校と協力し、教室の黒板にこっそり絵を描き残して、翌朝登校してきた生徒を驚かせる「黒板ジャック」や、市町村と協力して米の副産物である稲わらを使ったオブジェを全国各地に建てる「わらアート」などだ。

わらアート、カブトムシもあります
わらアート、カブトムシもあります

黒板ジャック。朝ご飯を抜いた人にはつらいバージョン
黒板ジャック。朝ご飯を抜いた人にはつらいバージョン

そんな不思議なアートを生み出す源泉になっている東京都小平市の鷹の台キャンパスが、6月13日、14日に一般開放される。両日は誰でも足を運んで美大の雰囲気を体験できる。

ムサビのオープンキャンパスは6月と8月の2回開催
ムサビのオープンキャンパスは6月と8月の2回開催

魅惑のアート・催しの数々。武蔵野美術大学 オープンキャンパス 2015特設サイト

こうした大学のオープンキャンパスは普通、7〜8月の夏休みに行う。しかしムサビは美大生の日常を体験できるようにと、6月にも開催している。

学内ツアーをはじめトークイベント、ワークショップなど約150の企画があり、学生の課題作品が並ぶ教室は美術館のようになる。ちなみに来場する人は年々増加傾向で、2014年は6月と8月を合わせて1万人を超えたとか。

ビジュアルイメージは、ムサビの卒業生である現役のアートディレクターが手掛けており、その雰囲気は動画で見て取れる。美を求める若者を無数の穴によって描き出したものだそう。

ほかにもポスターや近くの駅にあるデジタルサイネージなどもムサビの卒業生が手掛けた作品になっている。

このほか、タブレットを指でなぞることで切り絵風のイラストが描ける「MAU CANVAS」などもある。完成した作品は投稿すると、優秀なものはオンラインギャラリーに掲載するそう。インターネット上でもオープンキャンパスの雰囲気を少し味わえるかも。

タブレットをなぞることで切り絵風のイラストが描ける「MAU CANVAS」も
タブレットをなぞることで切り絵風のイラストが描ける「MAU CANVAS」も

武蔵野美術大学 オープンキャンパス 2015特設サイトはこちら

情報提供:武蔵野美術大学