3月14日に開業する「北陸新幹線」に関するインターネット調査が実施された。調査の結果、新幹線で重要視されるポイントは、1位「乗り心地の良さ」、2位「安全性」、3位「座席の広さ」だということがわかった。また、年齢、性別ごとに重要視するポイントが異なることも明らかになった。

調査会社は楽天リサーチ、調査期間は2月10日〜12日の3日間で、調査対象者は、楽天リサーチに登録されたモニター(約230万人)から男女1,000人が抽出された。

 調査対象の1,000人に対し、「重要であると考える新幹線の設備やサービス」を聞いたところ、1位「乗り心地の良さ(揺れや、騒音の防止など)」(54.2%)、2位「安全性(防犯カメラ設置など)」(44.2%)、3位「座席の広さ」(35.4%)だった。

回答選択肢「新幹線の設備やサービス」9項目のうち、8項目(「全席、電源コンセントの配備」以外)で、女性のほうが男性より「重要である」と答えた人が多く、求める水準が高いことがわかった。なかでも「トイレが快適に使えること」、「安全性が高いこと」を女性が重要視していることが窺われた。「トイレの快適さ」については、女性(40.2%)が男性(24.6%)より15.6ポイント高く、「安全性(防犯カメラ設置など)」についても、女性(52.0%)の方が男性(36.4%)より15.6ポイント高い。

また、40代女性がサービスを重んじ、「新幹線の設備やサービス」9項目のうち4項目(「乗務員のサービスの良さ」「駅弁」「車内販売」「プレミアムシート(ファーストクラスのような特別席)」)を、他の性年代に比べて「重要である」と考えていることがわかった。

一方、「全席、電源コンセントの配備」は、唯一男性(20.8%)が女性(19.4%)より重要だと考えている設備でもあり、20代が重要視している(36.5%)割合が高く、年代が上がるにつれてその重要度は下がる。

 「北陸新幹線沿線付近の観光スポットのうち、新幹線開業後に行ってみたい場所」は「兼六園」(40.3%)が最多で、「黒部ダム」(36.4%)、「白川郷合掌造り集落」(30.3%)と続いた。

40代女性が新幹線に求めるものは「サービス」、男性20代「電源コンセント」―楽天リサーチ「北陸新幹線開業」調査
北陸新幹線沿線付近の観光スポットのうち、新幹線開業後に行ってみたい場所

また、食べたいと思う名産品第1位は、富山県「ベニズワイガニ」、石川県「のどぐろ」、福井県「越前がに」。B 級グルメでは、富山県「ブラックラーメン」、石川県「金沢カレー」、福井県「ソースカツ丼」が人気のようだ。

  北陸各県を代表するもので、食べてみたい/飲んでみたいもの
北陸各県を代表するもので、食べてみたい/飲んでみたいもの