テレビユー福島(TUF)は、福島県内の2村で「テレビデータ放送によるお買い物支援サービス」の実証実験を実施中だ。

実験は、冬季に150センチを超える豪雪に閉ざされる大沼郡昭和村の23世帯と、原発事故後の帰還地域で買い物インフラが不足する双葉郡川内村の22世帯、合計45世帯を対象に、1月8日〜1月17日の試験放送、1月18日〜2月16日の本放送と、計40日間行われる。

実験に参加する世帯には、高齢者でも簡単に操作できる「お買いもの専用リモコン」が配布され、データ放送画面から食料品などを注文すると、実験に協力するスーパーマーケット「いちい」(福島市)の商品が、宅配業者によって配達される。

TUF は JNN 系列(TBS系)の番組に加え、自主制作番組にも注力しており、特に、データ放送技術や双方向機能の活用に着目して、メディアキャストの統合型データ放送ソリューション「DataCaster M3」を2013年6月に導入、天気・交通情報や、番組と連動した情報を提供している。

豪雪の村も原発事故後の村も、食料品を TV ショッピング―テレビユー福島がデータ放送で実証実験
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