昨年12月の話になるが、米国ではコメディー映画である『The Interview』が、上映前から話題になった。

『The Interview』は北朝鮮のパロディー映画で、この映画をめぐり、米国国内では数々のハッキングや脅迫行為による被害が続出したと報道するメディアも多く、ソニーピクチャーズは、12月25日から予定されていた公開を中止したのだ。

一方、Google によると、ソニーは Google を含む多数の企業と連絡を取り、『The Interview』をオンラインで視聴できるようにしないか、と問い合わせてきたそうだ。

Google は、表立ったことはしたくないようだったが、その問題をすべて議論したのち、ソニーと、傍観していることはできない、一握りの人々が他国での言論の自由(映画の中身はばかばかしいものかもしれないが)の限界を決定するのを許せない、という合意に達した。

そこで、『The Interview』は、Google Play や YouTube Movie で借り出したり、購入できるようになった。また、Xbox Video でも www.seetheinterview.com 経由でも視聴できる。Apple も iTunes Store で販売している。

ハッキングによる被害の打撃で苦しんでいるのか、それとも、話題になったおかげで興行成績が思いがけず伸びて喜んでいるのか、どちらだろうか。

映画『The Interview』の顛末、映画をヒットさせるには
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