J.D. パワー アジア・パシフィックは、「2014年日本携帯電話サービス顧客満足度調査<利用実態編>」の結果を発表した。その結果、スマートフォン市場でのアップルの高シェア状況は今後も続くと予想されることなどがわかった。

スマートフォン利用者は、2014年には52%となり、携帯電話サービス利用者の過半数に達した。スマートフォン利用者において、もっとも利用率の高いメーカーは「アップル」で、その割合は2011年の19%から2014年は46%まで増加している。

次回も同じメーカーのスマートフォンを「ぜひ選びたい」と回答した人が多い上位3メーカーは、アップル(73%)、ソニー(43%)、サムスン(27%)となっており、特にアップルでのリピート意向の高さが目立つ。アップルスマートフォンユーザーの着実な増加、および、際立って高いリピート意向を踏まえると、今後もアップルの高シェア状況は続くと予想されるという。

端末を買い替える際に、スマートフォンを選びたい(「ぜひ選びたい」+「やや選びたい」)、と回答した人は、スマートフォン利用者では91%、フィーチャーフォン利用者では40%だった。

年代別にみると、フィーチャーフォン利用者では、年代が上がるにつれ、「次回はスマートフォンを選びたい」と回答した人は少なくなり、10代フィーチャーフォン利用者の65%が「次回はスマートフォンを選びたい」と回答しているのに対し、60代では35%となる。一方、スマートフォン利用者における、次回電話機購入時のスマートフォン利用意向は、年代による違いはほとんどみられなかった。

携帯電話サービス顧客満足度調査、iPhone の高シェアが続く
年代別次回電話機購入時のスマートフォン選定意向(「ぜひ選びたい」+「やや選びたい」)(%)

同調査の対象は、全国の10地域(北海道/東北/北陸/関東/東海/関西/中国/四国/九州/沖縄)で携帯電話の個人利用者。16回目となる今回は、2014年7月にインターネット調査を実施し、総計3万1,200人から回答を得た。